分解
概要
STL(Seasonal and Trend decomposition using Loess)は、時系列データの成分分解法の一つです。 STLは、データの季節変動、トレンド、残差などの成分を分解するために使用されます。 STLの手順は以下の通りです:
- データの季節変動の推定:まず、データの季節変動成分を推定します。ローカル回帰(Loess)を使用して、データ内の季節パターンを平滑化します。季節成分は、データ内の繰り返しパターンや周期的な変動を表します。
- データのトレンド成分の推定:次に、データの長期的な変化を表すトレンド成分を推定します。ローカル回帰を使用して、データの滑らかなトレンドを抽出します。トレンド成分は、データの長期的な上昇または下降の傾向を示します。
- 残差の推定:最後に、残差成分を推定します。残差は、元のデータから季節変動とトレンド成分を除いた残りの部分です。残差成分には、季節パターンやトレンドに含まれていないランダムな変動が含まれます。
- STLを使用することで、時系列データの季節変動やトレンドを取り除いて、残差成分を分離することができます。これにより、データの季節パターンや長期的な変化を分析することが容易になります。STLは、季節性が強いデータやトレンドの変動が存在するデータなど、さまざまな時系列データの分析に広く利用されています。

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分析するデータを選択
画面の左上隅にある「データソース」ボタンをクリックし、分析するデータを選択します。

2
リサンプルレベルを変更
リサンプルには、季節変動成分を抽出するためのデータ数を正の整数で指定します。

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表示スタイルを変更
画面左上のオプションのアイコンをクリックし、表示スタイルの設定・編集画面を開きます。

- テキスト設定(フォントタイプ、文字サイズ、テキスト色): グラフのタイトル、凡例項目、軸ラベルのテキストのスタイルを設定します
- グラフタイトル:このオプションをクリックすると、グラフタイトルの表示/非表示を切り替えることができます。X軸タイトル:ON/OFFボタンで、X軸のタイトルの表示を制御できます。Y軸タイトル:ON/OFFボタンで、Y軸のタイトルの表示を制御できます