はじめに

概要

Ecoplotの画面

Ecoplot(R)は地図とリンクさせた時系列データの分析・可視化プラットフォームです。主な特徴は次のとおりです。

  • 地図上に配置した測定地点と現場計測データなどの時系列データとを双方向にリンクさせることで、多数の測定地点の計測データをマウス操作のみで自在に可視化することができます
  • 地図上に表示された測定地点を時系列データの時間推移に応じて大きさや色を変化させてアニメーション表示し、データの地域的特徴を視覚的に読み取ることができます
  • 測定地点を選択してプロットされたグラフは、マウスで自在に操作でき(インタラクティブなデータ可視化)、測定データの照査や詳細な分析を迅速に行うことができます
  • 定期的に取得される測定データをプロジェクトチームで共有・閲覧できる簡易データベース、迅速可視化・分析ツールとして活用することができます

クイックスタート

Ecoplotでは、以下のような2つのCSVファイルを読み込むことでデータを可視化できます。

地点(ステーション)データ

地点データは、各地点の位置情報や属性情報を含むCSVファイルです。

必須カラム:

  • ID: 各地点を一意に識別するID
  • LONGITUDE: 経度(10進数表記または度分秒表記)
  • LATITUDE: 緯度(10進数表記または度分秒表記)
地点データ

ID,LONGITUDE,LATITUDE
ST01,139.123456,35.123456
ST02,135.463889,34.694444
ST03,130.123456,33.123456
ST04,140.987654,42.987654
ST05,129.908889,31.755833
時系列データ

時系列データは、各地点の計測項目の時間変化を含むCSVファイルです。

必須カラム:

  • 日時カラム: 各行の日時を表すカラム
  • 計測値カラム: 各地点、各項目の計測値を表すカラム

計測値カラムのヘッダー:

  • ID: 各地点を一意に識別するID (1行目)
  • ITEM: 計測項目名 (2行目)
  • UNIT: 計測項目の単位 (3行目)
時系列データ

ID,ST01,ST01,ST01,ST02,ST02,ST02,ST03,ST03,ST03
ITEM,気温,湿度,風速,気温,湿度,風速,気温,湿度,風速
UNIT,°C,%,m/s,°C,%,m/s,°C,%,m/s
2023-04-01 00:00:00,12.3,65.0,2.5,13.5,60.0,1.8,15.2,70.0,3.2
2023-04-01 01:00:00,11.8,68.0,2.8,12.9,62.0,2.1,14.7,72.0,3.5
2023-04-01 02:00:00,11.2,70.0,3.2,12.3,65.0,2.4,14.1,75.0,3.8

サイドパネルツールバーの一番上にあるアイコンのオン/オフによって、サイドパネルが開閉します。 サイドパネルの「ファイルの読み込み」を選択し、読み込みファイルを選択します。

サイドパネルからファイルを読み込む
ファイルの読み込みが完了すると、次のステップでデータを可視化することができます。Ecoplotでは、読み込んだデータをマップ上に表示したり、様々な解析ツールを使ってデータを可視化することができます。これらの機能を使うことで、データの傾向や特徴を直感的に理解することができるでしょう。

用語解説

以下は、キーワード、ウィキペディアへのリンク、基本用語の参考文献のリストです。

ブラウザ

最適なパフォーマンスを得るための推奨ブラウザです。

Google Chrome

Googleは、人とのつながり、遊び、仕事、そして物事を成し遂げるためのパワフルなツールを開発しています。これらのツールはすべて、Chrome で動作します。

Microsoft Edge

Microsoft Edgeは、データを保護し、時間とお金を節約するのに役立つ、高速で安全なブラウザーです。


必要条件

以下は、パソコンの最小要件と推奨要件です。

最低条件
オペレーティングシステム Windows
CPU 2コア
メモリ 4GB RAM
ディスク容量 80GB SSD
グラフィックスハードウェア 必要ない
サウンドハードウェア 必要ない
推奨条件
オペレーティングシステム Windows
CPU 4コア
メモリ 8GB RAM
ディスク容量 160GB SSD
グラフィックハードウェア 必要ない
サウンドハードウェア 必要ない